デキる人はこの香りを纏っている「フゼア」の香水とは?
「フゼア」は、一言で表現すると植物のシダのような香りです。
想像できるようなできないような香りですが、どんな香りが「フゼア」と言えるのでしょう。
今回は、フゼアの香りの特徴と代表する香水をご紹介します。
フゼアとはどんな香り?
「フゼア」は、ラベンダーやオークモスなどに、クマリンという桜の葉などに含まれる甘い香りを加えた香りの種類です。
桜の葉というところからもイメージされるように、まるで桜餅やバニラのような香りがします。
「フゼア」はフランス語で「シダ」という意味を持つ「フジェール」の日本語読み「フゼア」が由来となっていますが、香りの種類としての「フゼア」にはシダ植物は使用されていません。
シダ植物そのものではなく、シダ植物をイメージした香りということです。
フゼアは特定の香料があるわけではなく、複数の香料の組み合わせで作られていて、その組み合わせが「フゼアノート(ノート=香調)」となっています。
フゼアの香りは、わかりやすく説明すると昔のポマードのような香り。
フレッシュで爽やかな、色気のある香りです。
フゼアの香りの香水
フゼアの香りの香水の代表的な香水をご紹介します。
シャネル エゴイスト プラチナム
メンズフレグランスとして人気のシャネル エゴイスト プラチナムは、フゼアノートに分類されます。
いろいろなことに臆せず挑戦し、社交的で爽やかな男性のための香水です。
ラベンダーやベチバー、ローズマリー、ビターオレンジの枝葉などでフゼアらしいシダの香りを表現していて、重厚感のある香りが特徴。
そこにゼラニウムやムスクなどの香りが加わり、色気のある印象になっています。
香りが強めなので、つけ過ぎには注意です。
イヴ・サンローラン リブレ オーデトワレ
イヴ・サンローラン リブレ オーデトワレは、メンズフレグランスのイメージが強いフゼアノートを、女性らしい香りに近づけた香水。
ラベンダーやオレンジブロッサムの中に、ホワイトティーアコードの香りをプラスしています。
ラストノートにバニラやムスクが香るので、フゼアですが女性らしさもしっかりアピール。
発売してからまだあまり経っていないので、人とは違った香りを探している人にもおすすめです。
ジャンポールゴルチエ ル・マル
ラベンダーの香りをベースに、ベルガモットなどの柑橘系の香りやウッド系の温かみのある香りをプラス。
シナモンやバニラの香りも入って、甘さもありクセになる香りになっています。
水夫のセーラー服をイメージしたボトルが美しいシルエット。
男女問わず使える香りです。
ニコライ New York
ニコライは、祖母がゲラン家出身の女性の調香師パトリシア・ド・ニコライが立ち上げたフレグランスブランドです。
1989年のブランドのスタートと同時に発売されたこのNew Yorkはベストセラーになっています。
トップノートのレモンなどが強い印象ですが、その後、ラベンダーやカモミールで大人な印象に。
一瞬、古い印象を持ってしまう香りですが、実は繊細な香りです。
男性向けと言われていますが、女性も使えます。
ペンハリガン サルトリアル オードトワレ
フゼアはポマードのような印象を持たれがちですが、このサルトリアル オードトワレは、現代らしさのあるフゼアノートのメンズフレグランスです。
レザーや金属のような香りもして、複雑な印象。
重めの香りなので、カッチリとしたファッションの時に合わせたい香水です。
どういった人におすすめか
フゼアは、メンズフレグランスに多い香りですが、香りによっては女性がつけてももちろんステキです。
少し重めな香りなので、フォーマルな場面に似合うでしょう。
男女ともに、仕事ができる印象を与えてくれます。
まとめ
フゼアは、仕事ができる男女のための香り。
勝負したい日に味方になってもらいましょう!
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