香水をつけるベストタイミングとは？つけ直す際の注意点も紹介

香水の魅力を最大限に引き出すためには、つけるタイミングが重要です。

おしゃれな香水を買ってみたものの、どのタイミングでつけたらいいのかわからず悩んでしまう人も多いはず。

そこで今回は、香水をつけるベストタイミングと、つけ直す際の注意点をご紹介します。ぜひ本記事を参考に、正しい香水のつけ方を身につけてくださいね。

香水をつけるタイミング

香水の香りは時間がたつと変化するため、つけるタイミングが重要です。

それぞれの香水が持つ個性をしっかりと引き出すためには、正しいタイミングで香水をつけなければなりません。

出かける30分前に香水をつけるのがベスト

基本的に香水は出かける30分前くらいにつけるのがベストです。

もちろん、香水の種類によって香りの持続時間が異なるため一概にはいえないのも事実。

さらに時間がたつと香りが変化するため、狙った香りを出したいときはつけるタイミングも変わります。

とはいえ、普段使いの場合は家を出る30分前に香水をつけるのがベスト。特別な目的がない場合は、つけるタイミングの目安として参考にしてください。

シャワーを浴びてから香水をつける

朝に香水をつけるときは、シャワーを浴びてからつけましょう。

せっかくの香水の香りも汗のにおいと混じってしまうと嫌なにおいに変わります。

人間は寝ている間に汗をかくため、香水をつける前に体を清潔にすることが大切です。

香水は時間がたつと香りが変化する

香水の香りは時間がたつと3段階に変化します。

それぞれ違った印象となるため、どの香りを強調したいかによってつけるタイミングをずらすのも、香水のつけ方のひとつ。

香水をつけるタイミングの参考になる部分ですので、香りの3段階の変化について簡単にご紹介しておきます。

トップノート

トップノートとは、香水をつけた直後から約30分間の香りです。香水の第一印象を決める香りで、やや強めの香りとなるのが特徴。

果実を思わせるフレッシュな香り・華やかなハーブの香りなど、ややインパクトがある香りが多く、香水の個性があらわれやすいところです。

トップノートを強調したい場合は、家を出る直前に香水をつけるとよいでしょう。

ミドルノート

ミドルノートとは、香水をつけた直後から30分ほどたって、匂いが落ち着いてきた頃の香りです。

香水の顔ともいえる重要な部分で、調香師はこのミドルノートに作品のテーマを詰め込みます。

香水の種類にもよりますが、ミドルノートは1〜3時間ほど持続する香りです。家を出る30分前というのも、このミドルノートに焦点を合わせたつけ方になります。

ラストノート

ラストノートとは、残り香として持続する香りです。ウッディ・ムスクなど深みのある香りが使われることが多く、主張しすぎないやさしい香りが特徴。

香水をさりげなく香らせたい人は、ラストノートに合わせて時間を逆算してつけるのも選択肢のひとつ。

つけるタイミングを1〜3時間ほど早めると、ほのかに香るラストノートを身にまとわせて出かけることができますよ。

香水の主役はミドルノート

3段階の香りの変化をご紹介しましたが、香水の主役は第2段階のミドルノートです。

これを狙ってつけるのが、最も一般的な香水のつけ方といえるでしょう。

家を出る30分前につけることで、その香水の核となる印象的な香りを身にまとわせて出かけることができます。

あなた自身の目的に合わせてタイミングを調整してみてくださいね。

天気によっても香りが変わる

香水をつけるタイミングを考えるときは、その日の天気にも注目しましょう。

人間の嗅覚には、湿度が高いと甘い香りを感じやすく、乾燥していると爽やかな香りを感じやすくなるという特徴があります。

デートや記念日など大切な日には、雰囲気にぴったりの香りを身にまといたいですよね。

3段階の香りの変化と、当日の天気予報。この2つを参考にすると、その日の香水をつけるベストタイミングが見つかるはずです。

外で香水をつけるなら人がいない所を選ぶ

外で香水をつけるときは、周囲に迷惑をかけないように気をつけましょう。

大切な用事前のベストタイミングだからといって、まわりを気にせず香水を振りまくのは品がありません。

できれば自宅でつけておくのが理想ですが、どうしても狙った香りを出したいときは、なるべく人がいない場所で香水をつけるのがマナーです。

香りの好みは人それぞれですから、あなたが好きな香りを、ほかの人も好んでくれるとは限りません。

外出先で香水をつける際は、人のいないところでさりげなくつけましょう。

香水をつけ直すタイミング

さて、前半では香水をつけるタイミングについてまとめましたが、香りはいつか消えるもの。

ときには香水をつけ直す必要もあるでしょう。というわけで後半では、香水をつけ直す際のポイント・気をつけるべきことをご紹介します。

香水の種類によってつけ直しのタイミングは変わる

香水をつけ直すタイミングは、つけてから4〜5時間後を目安にするとよいです。

とはいえ、香水の種類によって香りの持続時間が異なるため、ご自身の使用する香水に合ったタイミングを見極めるのが大切。

メーカーによって若干の差はあるものの、オーデコロンは1〜2時間、オードトワレは2〜4時間、オードパルファムは3〜5時間、パルファムは5〜7時間。

香水の持続時間はこれくらいが目安です。

市販の香水は、ほとんどがオードトワレまたはオードパルファムなので、つけ直しのタイミングとしては、最初につけてから4〜5時間後とするのが一般的。

香水の持続時間は公式HPなどに記載されているので、あなたが使用する香水の持続時間を把握したうえでつけ直しのタイミングを決めてくださいね。

香水をつけ直すときの注意点

香水をつけ直す際は注意点が3つあります。つけ直しのタイミングと合わせておさえておきましょう。

つけ直しの量は半分くらい

香水をつけ直すときは、最初につけた量の半分くらいにするのが基本。

というのも、自分の鼻が香りに慣れてくると匂いを感じにくくなり、つけすぎの原因となるからです。

朝、腰まわりに2プッシュした場合は、つけ直しは1プッシュが目安になります。

つけ直しのタイミングは最初につけたときと同様で、香らせたい30分前を目安にしましょう。

上半身ではなく下半身につけ直す

香水をつけた直後は、やや香りの強いトップノートがあらわれます。トップノートは揮発性の強い成分でつくられているため、周囲に拡散しやすい香りです。

耳の後ろ・うなじ・首筋などは香りが立ちやすいため、つけ直しの際は注意が必要です。

全身からふんわりと香らせたい場合は、腰まわり・足首・ひざ裏など下半身に少量つけ直すのがおすすめ。

最初につけた場所に重ねない

香水をつけ直す際は、最初につけた場所に重ねないことも重要。

ラストノートが残っている場合もあり、せっかくの香りのバランスがくずれてしまう原因になるからです。

香水をつけ直すときは、最初につけた場所から少し離すか、ほかの部位につけるよう意識しましょう。

香水のつけ直しにはアトマイザーが便利

香水をつけ直すことが多い人は、アトマイザーを1つ持っておくと便利です。カバンに入れて持ち歩きできるため、自分の好きなタイミングで香水をつけ直せます。

最近では、多くの香水メーカーからさまざまなデザインのアトマイザーが販売されているため、きっと自分に合ったものが見つかるはず。

旅行の際にも重宝するので、この機会にお気に入りのアトマイザーも探してみてくださいね。

まとめ

今回は、香水をつけるタイミング・つけ直しの注意点についてご紹介しました。

香水の個性を存分に引き出すためには、どのタイミングでつけるかが重要です。

ぜひ本記事を参考に、狙った香りを出せるベストタイミングを探してみてくださいね。