価格帯別におすすめの香水を紹介!予算内で素敵な香水を見つけよう!
香水は数百円のものから数万円、それ以上するものまで幅広くあるので、
購入する時にどの程度の価格のものを購入すればよいのか迷ってしまったことのある方は多いのではないでしょうか。
そもそも、価格の違いは何なのでしょう。
できるなら、自分の予算内でぴったりの香水を見つけたいものです。
そのためには、香水と価格の関係性を知っておくと、グッと選びやすくなるでしょう。
今回は香水に価格差がある理由と、価格帯別おすすめの香水をご紹介します。
香水の価格の違いは何?
香水には、安価なものから高価なものまで、さまざまな価格帯の商品があります。
しかし、必ずしも、高い香水がいい香水というわけではありません。
高い香水でも、安い香水でも、自分にとっていい香り、自分に合う香りであれば、「いい香水」といえるでしょう。
では、どうして価格に違いが出るのでしょうか。
その理由について迫ります。
賦香率の違い
香水は主に、香料とエタノール、蒸留水で作られます。
このうち、香水の中に含まれる香料の割合が「賦香率」。
この賦香率が高い順に、パルファム、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロンと呼ばれ、賦香率が高いほど、香りの持続力が長くなる傾向があります。
賦香率が高いとその分使う香料も多くなるので、香水自体の金額も高くなるというわけです。
材料の違い
香水に使われる香料にはさまざまなグレードがあります。
例えば、天然の花などの素材だけを使ったアロマオイルなどは高価なもの。
人工的なものでは作れない、自然の香りを使いたい香水などは、こういった材料を使うので香水自体が高くなります。
また、エタノールにも価格差があるので、高価な香水は高級なエタノールを使用しているというケースもあるでしょう。
ブランドのネームバリュー
香水の価格を最も大きく左右するのが「ブランド」。
ハイブランドの香水は、その香りでブランドのイメージを表しています。
ブランドの世界観を香水で的確に表現するというのはとても難しいものです。
そのため、有名な調香師に依頼し、自社ならではの香りを作っています。
また、ハイブランドの香水はボトルにもこだわっていて、パッケージ自体にもコストがかかっていることも少なくありません。
また、広告など全体的にコストがかかっていると言えるでしょう。
そして、ブランド価値を維持するためにも、あまり安価では販売できないという側面もあるかもしれません。
ブランドのネームバリュー分の価格が上乗せされているのです。
もちろん、高ければいいというわけではありませんが、その分、並々ならぬこだわりを持って作られたアイテムに出会える確率は高くなるもの。
好きなブランドであればなお、持っているだけで気分も上がり、価格に見合った価値になるでしょう。
価格帯別のおすすめ香水
香水には、高いものから安いものまでさまざまな価格帯がある理由は前述のとおり。
高いにはそれなりの理由がありますが、香水を選ぶポイントは必ずしも価格ではありません。
自分の好きな香り、自分らしくいられる香り、理想の自分を演出してくれる香り、というのが大切なのです。
では、それぞれの価格帯にはどのような香水があるのでしょうか。
価格帯別のおすすめの香水をご紹介します。
3,000円以下で買えるおすすめな香水
香水を普段あまりつけていない方は、いきなり数千円、数万円する香水を購入するのはハードルが高いでしょう。
また、学生さんなどはお小遣いの範囲で購入できるというのもポイント。
3,000円以下でも、良い香りで使いやすいアイテムはたくさん揃っています。
香水の入門編としていかがでしょうか。
①SHIRO ホワイトリリー練り香水
今、SNSで話題のSHIROの練り香水。
女子ウケの男子ウケもする香りで、香水としてだけでなく、指先の乾燥ケアにも使えるのがポイントです。
固形タイプなので、ポーチなどに入れて持ち運びやすいのも便利。
いくつかの香りの種類がありますが、ホワイトリリーの香りは爽やかでクセがないので、オフィスや学校などでもつけやすいでしょう。
プレゼントにもぴったりなアイテムです。
②レールデュサボン パフュームジェリー
ポンプ式のジェルフレグランスというおもしろい形状。
ジェルなので、飛び散ったりこぼれたりしにくく、外出先でも使いやすいのがポイントです。
まるでバスタイムのようなフルーティーシャボンの香りでリラックス気分。
トップノートはグリーンアップルやカシス、その後、ローズ、ムスク、シダーウッディと香りが変化します。
③ザ・ボディショップ ホワイトムスク フローラ オードトワレ
官能的なムスクにシトラスとフローラルブーケ。
シプレの香調で、ほんのり香らせたい時におすすめです。
④AUX PARADIS Fleur
AUX PARADISは大人気のフレグランスブランド。
最も少量の15mlのものであれば、なんと3,000円以下で購入できます。
中でもFleurはさわやかでほんのりとした甘さがあるのが特徴で、上品な香りなので、オフィスや学校などでも使いやすいでしょう。
ネロリやジャスミンがベースのフローラルノートです。
⑤ラブ パスポート イット エアリー オードパルファム
しゃぼん玉が浮かんでいるかのような、幸せで高揚感のある雰囲気を表現した香水。
フレッシュフルーティフローラルの香りです。
トップノートはレモンやライム、アップル、その後、ジャスミンやピオニー、ローズ、クリスタルムスク、サンダルウッドなどが順番に香ります。
3,000円~5,000円以下で買えるおすすめな香水
3,000円~5,000円の価格帯になると、人気ブランドの香水もたくさん登場します。
ハイブランドのアイテムも意外とお求めやすい価格で購入できるので、お気に入りのものを見つけてみましょう。
オシャレブランドの香水もおすすめです。
①ZARA/FLEUR D’ ORANGER
ファストファッションブランド「ZARA」と、あの有名な香水ブランド「ジョー・マローン」が手掛けるブランド「ジョー・ラブズ」がコラボした香水。
ジョー・マロ―ンが関わっているということでとても話題になっています。
オレンジブロッサム、ネロリ、イランイランの香りが特徴。
リーズナブルなのに、ジョー・マロ―ンのエッセンスが楽しめるというのは、見逃せないアイテムです。
②ドルチェアンドガッバーナ ライトブルー オードトワレ
ドルチェアンドガッバーナが地中海をイメージして作ったと言われている香水です。
澄んだ青空や地平線、花やフルーツを想起させられる香りが特徴。
トップノートはシトロンなど、そして、ジャスミンやホワイトローズ、シダーウッド、ムスク、と香りが変化します。
③ジルスチュアート オード ホワイトフローラル
花や果実のジューシーな香りをそのまま香水にしたオード ホワイトフローラル。
心を落ち着かせピュアな気持ちになれる、純白のブーケのような香りです。
幸運を引き寄せたい時につけたい香水でしょう。
④ジバンシィ オードモワゼル フローラル
高貴な美しさを表現したジバンシィらしい香水。
ワイルドローズの香りが特徴で、繊細で洗練された印象です。
トップノートはペア―やウォータリージャスミン、ミドルノートはワイルドローズ、ラストノートはムスクやブロンドウッド。
⑤メゾン マルジェラ レプリカ オードトワレ レイジーサンデー モーニング
大人気の「レプリカ」も5,000円以下で購入できます。
特に「レイジーサンデーモーニング」は人気の香りで、晴れた日曜日の朝の、リネンのシーツをイメージするような香りが特徴。
誰からも愛される香りです。オシャレなパッケージもポイント。
5,000円~8,000円以下で買えるおすすめな香水
5,000円~8,000円の価格帯になると、有名ブランドを代表する香水も選択肢に入ります。
容量の少ないタイプであればハイブランドのアイテムも手に入りやすくなるでしょう。
いわゆる代表作は、まずは押さえておきたい香りです。
①ジョー マローン イングリッシュペアー&フリージアコロン
「イングリッシュペアー&フリージアコロン」はジョー マローンで人気ナンバーワンの香水。
イギリスの果樹園で収穫した、熟した洋梨のみずみずしさに、フリージアの香りが加わっています。
清楚でやわらかい香りが特徴で普段使いしやすい香水です。
②クロエ オードパルファム
フェミニンで上品な雰囲気で、根強い人気のクロエの香水。
このクロエ オードパルファムは、クラシックローズとマグノリアの香りが特徴で、次第にアンバーなどが香ります。
モダンですが、どこか懐かしさを感じるパウダリーフローラル。
キレイめファッションの大人の女性にぴったりです。
③ジミーチュウ ジミーチュウ オードトワレ
「ジミーチュウ オードトワレ」はジミーチュウを代表する香水。
フルーティフローラルとウッディの香りが特徴です。
トップノートはグリーントップノート、ミドルノートはティーローズなど、ラストノートはシダーウッドなどが香ります。
最初はフェミニンな印象ですが、時間が経つにつれ、都会的でセクシーな雰囲気に。
普段使いしやすいけれど、香りで個性を出したい人におすすめです。
④ランバン エクラ・ドゥ・アルページュ オード パルファム
2003年の発売時には爆発的ヒットとなった「エクラ・ドゥ・アルページュ オード パルファム」。
今でも変わらない人気を誇っています。
万人受けするさわやかなフローラルの香りなので、香水初心者の方でもつけやすい香水です。
⑤ジェニファー・ロペス スティル ジェニファー・ロペス オード パルファム
透明感のあるセクシーな香りで、女性が自分らしさを見つけた時に感じる気持ちをとらえた香りです。
トップノートが日本酒の香りというのがおもしろいポイント。
日本酒の後は、フリージアやジャスミン、サンダルウッド、アンバーと、徐々に温かみのある香りに変化します。
8,000円~10,000円以下で買えるおすすめな香水
8,000円~10,000円の価格帯になると、ハイブランドの香水も容量が少ないタイプであれば選択肢がグッと幅広く。
ボトルデザインにこだわったものも多いので、インテリアにもなるアイテムがたくさんそろっています。
①イヴサンローラン モン パリ オーデパルファム
「モン パリ オーデパルファム」は、イヴサンローランの人気ナンバーワン香水。
くらくらとめまいがするほどの恋を表した香りです。
トップノートはストロベリーやラズベリー、ベルガモット、ペアー、ミドルノートはオレンジフラワーやジャスミン、ホワイトピオニー、ラストノートはパチョリやアンバーなど。
この香りの移り変わりは、盛り上がる恋をイメージしています。
②サルヴァトーレ フェラガモ シニョリーナ オーデパルファム
スパイシーなピンクペッパーにジャスミンやパンナコッタ、ピオニーなどの花々。
そこに、パチョリのグリーンの香りが加わり、深みのあるグリーンの香りになっています。
すっきりした香りなので、男性にも好まれる香りでしょう。
少し大人っぽい雰囲気の香水です。
③ブルガリ アクア プールオム マリン オードトワレ
「ブルガリ アクア プールオム マリン オードトワレ」は、ブルガリのメンズ向けの香水です。
深海をイメージしていて、マリンスポーツなどのアウトドアシーンを連想する香り。
さわやかな香りですが、深みがあるので落ち着いた印象を演出できます。
夏の暑い時期におすすめ。
ボトルのデザインも印象的なので、インテリアにもぴったりです。
④クリスチャンディオール ミス ディオール オードゥ パルファン
「ミス ディオール オードゥ パルファン」は、クリスチャンディオールの名香と呼ばれています。
ミスデイオールのシグネチャーノートはグレース産のローズとジャスミン。
まるで花束のようなフレッシュな花の香りが楽しめます。
そこに、スパイシーなピオニーの香りなどをアクセントにプラス。
ボトルにもこだわりがあり、フランスの有名リボンメーカーがデザインしたリボンがインパクト抜群で、まるでドレスのようなリッチな雰囲気を醸し出しています。
ボトルにはイニシャルの刻印などもできるので、自分だけの1本を楽しむのも良いでしょう。
⑤エルメス ナイルの庭 オードトワレ
「ナイルの庭」はグリーンノートのユニセックスの香水。
ナイル川流域に浮かぶ島にインスパイアされて作られました。
トップノートはグレープフルーツやマンゴー、その後グリーンの香りになり、ウッディな印象に。
甘すぎないけれど、効果的に花の甘い香りをプラスしているので、優しくて上品な香りになっています。
香水があまり日常的ではないアジア圏をターゲットに作られたそうなので、香水初心者の方もチャレンジしやすく、おすすめです。
10,000円以上で買えるおすすめな香水
10,000円以上の価格帯は、使用されている香料のクオリティが高いものが多くなります。
希少な花や手摘みの花など、材料自体の価格が上がっているわけです。
また、香水を作る工程でも手間がかかっているものもあり、高価格帯だからこそ、惜しげもなくリソースを投入しているのでしょう。
思いきって、自分へのごほうびなどに購入すれば、自分を高めてくれるかもしれません。
①グッチ フローラ ゴージャス ガーデニア オードパルファム
「フローラ ゴージャス ガーデニア オードパルファム」は、グッチのアイコン的な香水。
ホワイトガーデニアの香りを中心に、華やかで繊細なフルーティフローラスの香りです。
ホワイトガーデニアは太古の昔から不老不死の薬や魔法の薬などにも使われていたとされ、美を象徴するような存在。
この華やかなホワイトガーデニアにジャスミンやペア―、ブラウンシュガーアコードが加わることにより、温かく甘みのある香りになっています。
ボトルはまるでオブジェのような美しいデザインで、洗練された印象です。
②トム・フォード ネロリ・ポルトフィーノ
イタリアの避暑地であるポルトフィーノの涼しげな風や水、青々と葉が生い茂る自然を表現した香り。
ぜいたくな大人のバカンスをイメージさせられるようなラグジュアリーな香水です。
トップノートはベルガモットやマンダリン、ミドルノートはジャスミンやネロリ、ラストノートはアンバーなど。
全体的にはシトラスやフローラルの香りがベースになっています。
セクシーな大人の男性を演出したい時におすすめです。
③ディプティック オードトワレ サン・ジェルマン34
ディプティック オードトワレ サン・ジェルマン34は、パリのサン=ジェルマン大通り34番地にあるディプティックの店内の香りを香水にするという挑戦をしたアイテムです。
ディプティックのブティックの店内には約50種類ものキャンドルや香水があるので、さまざまな香りが複雑に混ざり合った様子を表現するというのはとても大変な作業。
アンバーやパチュリアコード、ローズ、シナモンなどの香りです。
ボトルの中にコットンの編みひもで作られたスプレーチューブが入っているのですが、これはキャンドルの芯をイメージしています。
フレグランスの出発点がキャンドルだったディプティックだからこそのデザインでしょう。
④プラダ インフュージョン ドゥ プラダ ローズ オーデパルファム
スパイシーなローズが主役で、初夏の空気を連想される香りです。
このローズは、ブルガリアやトルコで早朝に手摘みされたローズを使用しているというのがポイント。
そこに、マンダリンやネロリなどがブレンドされ、スパイシーながらもハチミツのような甘さもある、フレッシュな印象です。
⑤ラルチザンパフューム ミュール エ ムスクオードトワレ
ブラックベリーとムスクという珍しい組み合わせの香水。
発売当時は、あらゆる香水を楽しんできたはずのパリの人々も、そのセンセーショナルさに夢中になったと言われています。
トップノートはレモンやオレンジ、ミントなど、ミドルノートはブラックベリーやジャスミン、ラストノートはムスクやオークモス。
柑橘やハーブの香りもふんだんに使われているので、香りが強すぎることなく、オフィスなどでも使いやすい香水でしょう。
まとめ
香水にはさまざまな価格帯がありますが、どれにも長所があります。
つけるシーンや年齢などにより、ふさわしい香水があるはずです。
高いから良いというわけでは決してなく、今の自分、今日の自分に合ったものを選べば、それがぴったりの香水となるでしょう。
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