香水をつける際のマナーとは?シーン別やタイプ別にご紹介!
香りを身にまとい、より魅力的に自分を魅力的に見せてくれる香水。
しかし、香水は使い方を間違えると、途端に厄介なものになってしまいます。
香水をつける際にはマナーをきちんと守り、周りに迷惑をかけないようにすることが大切です。
ということで今回は、香水をつける際に大切なマナーについて紹介するとともに、香水をつける際の注意点についてもまとめてみました。
上手に香水を使って、周りの人にも負担をかけずに思う存分香りを楽しみましょう。
香水をつける理由
なぜ、香水は人気があるのでしょうか。
香りは五感にダイレクトに反応するものであり、印象にも残りやすいもの。
以下のような様々な理由から、香水を楽しむ人も多くいます。
香りを楽しむため
人間誰しも、好きな香りというものがあります。
香水は専門の調香師が研究に研究を重ねて作り出される製品です。
種類も様々ですし、香りのジャンルも多種多様揃っています。
良い香りを楽しむことは、日常生活に潤いをもたらします。
香りで気分がリフレッシュすることもあり、勝負事のお守りにつけていくこともあるでしょう。
このように、単純に香りを楽しむ目的で香水をつけるのも、大きな目的と言えます。
人それぞれ好みの香りは異なるものですが、好きな香水をつけることで生活をより豊かにすることができるのです。
モチベーションを高めるため
なんとなくやる気が出ない時、好きな香水をつけることでモチベーションが上がることもあります。
柑橘系の爽やかな香りであれば、仕事や勉強で頭をリフレッシュさせたい時に最適です。
また、優しいフローラル系の香りは、女性らしい印象なので、デートの時の勝負アイテムとしても使えるでしょう。
香りを身にまとうことで、自分をより魅力的に見せることが可能です。
香りは五感にダイレクトに届くので、人の印象に残りやすいもの。
もちろん自分の気分も上がるので、正しい付け方ができれば、大きな武器になります。
嫌な臭いを和らげるため
どうしても大衆などが気になってしまうこともあるでしょう。
香水は自身の体臭や嫌な匂いを消すために消すものではありませんが、使用することで不快臭を和らげることはできます。
ただし、汗などをかいてしまった場合、香水でごまかそうとすると、香り同士が混ざり合って変な香りになってしまうことがあるので注意が必要です。
自身の体臭が気になるという場合には、無香料のデオドラント剤などを使用して制汗した上で、香水をつけて楽しむと良いでしょう。
臭いが気になるからといってつけすぎてしまうのもよくありませんが、つける量さえ間違えなければ、臭いの緩和に役立ちます。
異性にアピールするため
お気に入りの香水を、ここぞというデートの時につけていく、という人も多いでしょう。
香りは記憶に残りやすいものなので、デートで使うことで相手に自分を印象付けることができます。
女性がデートをするのであれば、女度が上がりやすいフローラル系の香水がおすすめです。
男性は女性が爽やかさを感じて好感を持つシトラス系の香水を選びましょう。
もちろん人によって香りの好みはありますが、相手の好みがわからない、という場合には、王道である上記のテイストの香りを身にまとうのがおすすめです。
香水はマナーを守ってつけるべき
香水は魅力的なアイテムではありますが、つけ方を間違えると途端に厄介なものになってしまいます。
香りは空気中を漂うので、自分だけではなく周りの人にも影響を与えます。
適切な量で使うことができれば、自分も周りも「良い香り」という印象になり、好印象を与えることができます。
しかし、つけすぎてしまうと香りが強く漂いすぎてしまい、周りの人を不快にしてしまうので要注意です。
また、香水の厄介なところは、つけている方は香りに慣れてしまって、つけすぎているかどうかが判断できなくなってしまうということです。
香りに慣れてしまうと自分では「香りがあまり感じられなくなったな」と思い、さらに重ね付けしてしまうことも。
こうなると、周りにさらに迷惑をかけ、重大な香りのマナー違反となってしまいます。
さらに、香水をつける際には、TPOを考えることも大切。詳しくは、以下の項目で説明していきます。
シチュエーション別の香水マナー
香水は、場をわきまえて使わないと、周りの人に迷惑をかけてしまいます。
ここからは、各シチュエーションごとに、香水のマナーについて紹介していきます。
お見舞い・弔事
病院へのお見舞いや、お葬式などの弔事の際には、基本的に香水はNGです。
香水はおしゃれでつけるものであり、場を華やかにするものではありますが、弔事やお見舞いの席には不適切です。
においが気になるというのであれば無香料の制汗剤などを使用し、強い香りをまとわないように気をつけましょう。
ヘアコロンなども悪いわけではありませんが、できる限り香りが控えめなものを選ぶのがベターです。
弔事などの時には、香水をつけていくと「非常識な人」と思われてしまいかねません。
周りからひんしゅくを買わないためにも、香水のマナーは徹底してください。
デート・レストラン
基本的に食事の席に香水をつけていくのも、好ましいことではありません。
食事は、料理の香りも含めて楽しむもの。
そこに香水をつけていくと、香りの良さが半減してしまうからです。
特に日本食の場合、香水をつけての食事は大きなタブーとされているので気をつけましょう。
とはいえ、どうしても食事デートなどに香水をつけていきたいという場合もあるでしょう。
そのような場合には、香りがほんのりと立つように下半身に香水をつけるようにしてください。
香調も華美すぎず、控えめなものを選ぶのがポイント。
香水というよりは、香りが控えめなコロンなどを選ぶのも良いでしょう。
オフィス
オフィスでは、特に社則で禁じられていない限り、香水はつけてもOKです。た
だ、あくまでもオフィシャルな場なので、あまりに香りが強すぎるのはNG。
シトラス系や柔らかいフローラル系など、控えめで爽やかな香りが適しています。
また、つける量も適量を守りましょう。香水の適量は、基本的に1〜2プッシュ。
それ以上つけると、自分は鼻が慣れてわからなくなっていても、他の人には香り強すぎてきついと思われてしまいます。
1〜2プッシュの量を膝裏などの下半身につけることで、程よく香りが広がります。
香水の種類別・つけ方のマナー
香水には、大きく分けて4つのタイプがあります。
それぞれつけ方も異なるので、持っている香水のつけ方をチェックしてください。
スプレータイプ
最も一般的な香水のタイプが、ストレートタイプです。
ボトルに入っており、ノズルで香水を吸い上げてスプレーします。
このタイプの場合、一度にある程度多くの香水が拡散するので、一点に集中してつけてしまうと、香りが強くなりすぎてしまいます。
スプレータイプの香水の場合は、香水とつける箇所の距離を10〜15cmほどとり、全体に香水をつける感覚が理想です。
距離が短いと一部分にたくさんの香水がついてしまい、香りとびもしやすくなってしまいます。
また、ふわっと香らせたい場合には、空中に香水をワンプッシュして、その下をくぐるようにするのもおすすめです。
全身にふんわりと香りを纏うことができます。
液体タイプ
液体タイプの香水は、スパチュラなどが付いていて先端に香水をつけて直接、素肌に塗る形式です。
こちらも量を間違えると香りが強く立ちすぎてしまうので、気をつけましょう。
つけ方としては、指の腹に香水を1滴垂らし、それからつけたい場所に塗るのがベスト。
これならピンポイントでつけることができますし、変なところに漏れてしまう可能性も低いです。
指につけることに抵抗があるなら、ティッシュやパフを使って馴染ませるのもOKです。
また「ふたの裏についた少量の香水液を肌につける」という方法もあります。
ロールオンタイプ
制汗剤などにも取り入れられているロールオンタイプですが、香水にもあります。
ロールオンタイプは、どれくらいつけたらいいのかわかりにくいものですが、きちんと適量というものがあるので、守ってください。
量としては、先端のボールを1往復させるくらいがベスト。
香りをたくさん楽しみたいからといって何往復もしてしまうと、つけすぎになってしまいます。
ロールオンタイプの場合は、スプレータイプや液体タイプに見られるような、液漏れの心配が少ないのが利点でもあります。
カバンの中に入れて頻繁に持ち歩きたい、という人には便利なアイテムです。
練り香水
さほど香りは強くありませんが、練り香水も人気です。
練り香水は、香水ではありますが固形なので、指の腹を使って手に取り、つけたい場所に広げて使います。
練り香水も、つけすぎは厳禁。単に香りが強くなってしまうだけではなく、固形であるが故のベタつきが出てしまいます。
洋服を着る部分につける場合には、特に注意が必要です。
香水は、ダメージの懸念から髪への使用がNGとされています。
しかし練り香水の場合は、髪につけてヘアコロンのように楽しむことも可能。
髪につけると揺れるたびにふんわりと香るので、香水初心者にもおすすめです。
香水をつける際の注意点
香水をつける際は、気をつけなければならない点もあります。
以下にまとめたので、チェックしてみてください。
つけたらこすらない
ドラマや映画などの影響で定着している、「香水を肌につけてこする」という行為。これは、実はタブーとされています。
香りの粒子は繊細なもので、肌同士を擦り合わせてしまうと、それだけで香りが飛びやすくなってしまうのです。
また、香りの粒子が変質して、香りが変化してしまうことも。
香水をつけたら、こすらずに手で仰ぐなどして乾くまで待ちましょう。
これだけで十分、香水を楽しむことができます。
つけすぎない
散々述べてきていますが、香水の使用における一番の注意点が、「つけすぎない」ということです。
香水は適量であれば自分も周りも楽しいおしゃれになりますが、度を越してつけてしまうと、周りへの迷惑にしかなりません。
もし、香水をつけて肌から垂れてくるようであれば、それはつけすぎ。
基本的には1〜2プッシュで十分なので、量をしっかり意識しましょう。
初心者の場合は香りの立ち方がまだよくわからないでしょうから、1プッシュから始めてみると良いでしょう。
つけている本人は、次第に鼻が香水に慣れてしまい、香りを感じ取りにくくなってしまいます。
それでも周りにとってはにおいがきつい、ということもあるので、「香りが弱いかな」と感じる程度で十分なのです。
避けるべき場所もある
香水は基本的に素肌につけて楽しむものですが、つけるのを控えるべき場所もあります。
例えば、「鼠蹊部」や「脇」。これらの部分は汗をかきやすいので要注意。
香水が汗と混ざると、香りが変化して本来とちがったように感じられることもあります。
また、汗と混じって長時間放置していると、かぶれてしまうこともあるので注意してください。
香水は、体臭を消すために使うものではありません。
汗の臭いが気になるのであれば、そこは制汗剤の出番。
無香料の制汗剤をつけて汗の臭いをケアしてから、体の他の部分に香水をつけましょう。
小物や服につけるのは控える
香水は、服や小物につける人もいます。
確かに、服につければ風に揺れた時にふんわりと香りますし、ハンカチなどの小物につけることでカバンの中でも良い香りが広がります。
しかし、香水は本来、肌につける目的で作られているもの。
布製品につけると香り方が変わってくることもあるので、注意が必要です。
また、布製品の場合、香水をつけるとシミになってしまうものもあります。
どうしても服などにつけたいという場合には、まず目立たないところで香水をつけてから使うようにしてください。
臭い消しに使わない
国によっては、体臭を消すために香水をつけている人もいます。
ただ、香水は本来、香りを楽しむために作られているものです。
気になる体臭を消すために作られているものではないので、正しい使い方とは言えません。
汗の臭いが気になるのであれば、あらかじめ制汗スプレーなどでケアしておきましょう。
シャワーを浴びるなどして清潔にした肌に、香水をつけるのが本来の使い方です。
勘違いしている人も多いですが、香水に臭いを消す効果はありません。
汗の臭いと混ざり合って不快な香りに変化してしまうだけなので、注意してください。
つけ直すなら時間を開ける
香水をつけても、しばらくすると香りをあまり感じられなくなることもあるでしょう。
しかし、それは自分が香りに慣れたからであって、はたから見ればしっかりと香り続けています。
その状態でさらに香水を重ね付けすると、香りがきつくなるので注意してください。
どうしてもつけ直したいという場合には、最低でも4〜5時間は開けた上で重ね付けをしましょう。
まとめ
今回は、香水をつける際のマナーについて紹介してきました。
香水はおしゃれの一環として、自分のモチベーションを上げるためにも効果的なものです。
しかし、香りが強すぎると周りの人への迷惑になってしまうことも。
つける場所やつけるシーンにも、気を配らなければなりません。
今回紹介したポイントをチェックして香水を活用し、より楽しく生活に役立てていきましょう!
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